日本化学会(読み)にほんかがくかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本化学会」の意味・わかりやすい解説

日本化学会
にほんかがくかい

化学に関する学術進歩普及産業発展などに寄与し,会員の研究発表,知識の交換などをはかる場となる目的で,1878年に設立された学会。事業内容は,化学と化学工業に関する研究発表,学術講演会などの開催,会誌や図書刊行,研究業績の表彰などがある。刊行物には『化学と工業』『日本化学会誌』と欧文論文誌"Bulletin of the Chemical Society of Japan",速報誌"Chemistry Letters"がある。正会員は約3万人。

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デジタル大辞泉プラス 「日本化学会」の解説

日本化学会

日本の学術研究団体のひとつ。欧文名は「The Chemical Society of Japan」、略称は「CSJ」。化学に関する学術の進歩などに努める。1878年、「化学会」として発足し、1921年、現名称となる。1948年、「工業化学会」と合併し、新組織となる。事務局所在地は東京都千代田区公益社団法人

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世界大百科事典(旧版)内の日本化学会の言及

【化学】より

…41年イギリス化学会(今日の王立化学会)が化学関係の学会第1号として組織され,66年にはドイツ化学会,76年にはアメリカ化学会が結成された。なお日本化学会が組織されたのは78年のことである。イギリスではローヤル・ソサエティ改革の動きのなかからイギリス科学振興協会,1845年には同じ趣旨でアメリカ科学振興会が設立された。…

※「日本化学会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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