日本宣伝美術協会(読み)にほんせんでんびじゅつきょうかい

百科事典マイペディアの解説

日本宣伝美術協会【にほんせんでんびじゅつきょうかい】

亀倉雄策早川良雄原弘山名文夫高橋錦吉らを中心として1951年に設立され,全国組織として運営された初のデザイナー組織。1951年に第1回展を開催し,1953年の第3回展からは一般公募を開始する。この公募展から粟津潔杉浦康平勝井三雄福田繁雄横尾忠則ら日本のグラフィック・デザイン界を支える人材が登場した。新人の登竜門として1950年―1960年代を通してグラフィック・デザイン振興に与えた影響は大きく,1960年には最大公募数4623点を記録,延べ2万5000人が応募したといわれる。デザイナーの職能性と作家性との間で論議を巻き起こしつつ20年間活動を継続したが,グラフィック・デザイン界の権威的な組織という側面も強まり,反体制学生運動をきっかけに1970年解散。翌1971年に20年間の活動をまとめた《日宣美二十年》を刊行している。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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