日本語能力試験
日本語を母語としない人たちの日本語能力を測る試験。読み、聞きの能力と言語知識を問う。日本の在留資格取得や就職、国家試験の要件にも利用される。マークシート方式で年2回行われる。難易度によって5段階に分かれ、大学進学には2番目に難しい「N2」以上の能力が求められる。2023年の受験者は過去最多の約126万人。昨年12月の試験には90万人以上が応募し、国内のほか海外81カ国・地域の247都市で実施された。(共同)
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日本語能力試験
にほんごのうりょくしけん
Japanese-Language Proficiency Test
日本語を第一言語としない者を対象に、日本語の能力を測定し、認定するための試験。略称は日能試、およびJLPT。受験資格に年齢制限はなく、多肢選択によるマークシート方式の試験で、3題程度の聴解問題が盛り込まれている。日本の国立大学への国費留学生の選抜基準としても用いられる。例年、日本国内のほか、世界各地で7月と12月の年2回実施される(海外の一部では年1回実施)。日本国内は財団法人日本国際教育支援協会が実施し、国外では独立行政法人国際交流基金が、現地の関連機関の協力を得て行う。1984年(昭和59)に始まり、初年度は15か国から約7000人が受験した。その後、2000年代になってから受験者が急増し、2013年(平成25)には日本を含めて65の国と地域から57万1075人が受験した。受験を目ざして学習している人は、世界に400万人近くいるとみられる。
試験は、2010年に言語行動の理解力を認定の目安とするように改定され、N1からN5までの5段階で判定される。レベルの認定の目安は、難度の高いN1から順に以下のようになる。
N1 幅広い場面で使われる日本語を理解することができる。
N2 日常的な場面で使われる日本語の理解と、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる。
N3 日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる。
N4 基本的な日本語を理解することができる。
N5 基本的な日本語をある程度理解することができる。
例年、受験者の半数以上をN1からN2のレベルが占め、N1の認定率は毎回25%前後である。レベルが下がるほど認定率は高く、全体の平均認定率は例年3割台前半で推移している。なお、4段階の級数制だった旧試験の3級は、新試験のN4に相当する。
[編集部]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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