日照る(読み)ヒデル

デジタル大辞泉 「日照る」の意味・読み・例文・類語

ひ‐で・る【日照る】

[動ラ四]
日が照り輝く。
日代ひしろの宮は朝日の―・る宮」〈・下・歌謡
日照りが続く。
「是の月に、大きに―・る」〈皇極紀〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「日照る」の意味・読み・例文・類語

ひ‐で・る【日照・旱】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「ひてる」とも )
  2. ( 日照 ) 日が照りかがやく。日光がよくさす。
    1. [初出の実例]「纏向の 日代の宮は 朝日の 比伝流(ヒデル)夕日の 日かげる宮」(出典古事記(712)下・歌謡)
  3. 長い間雨が降らないで水が涸(か)れる。ひでりになる。
    1. [初出の実例]「旱(ヒテレ)は則ち、焦(や)く」(出典:日本書紀(720)神代上(兼方本訓))
    2. 「ひてりけれども旱損のうれへなかりけり」(出典:名語記(1275)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android