日秀西遺跡(読み)ひびりにしいせき

日本歴史地名大系 「日秀西遺跡」の解説

日秀西遺跡
ひびりにしいせき

[現在地名]我孫子市日秀 西

利根川と手賀てが沼に挟まれた標高二〇メートル前後の台地上にある旧石器時代から平安時代にかけての複合遺跡。昭和五二年(一九七七)・同五三年の調査で縄文時代竪穴住居跡八軒・弥生時代竪穴住居跡二軒・古墳時代竪穴住居跡一八八軒のほか、計画的に配された古墳時代後期と奈良・平安時代の建物跡五四棟が検出された。

〔古墳時代の集落〕

古墳時代後期の竪穴住居跡を主体とする大規模な集落が発掘されている。竪穴住居跡は六世紀前半から七世紀後半に構築されたものである。当遺跡の竪穴住居跡からは土師器などが多量に出土しているが、鉄鏃約五〇本のほか鉄製農工具の出土が多く認められる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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