朝日日本歴史人物事典 「日置帯刀」の解説
日置帯刀
生年:文政12.2.8(1829.3.12)
幕末の備前岡山藩老臣。慶応3(1867)年12月,朝廷より岡山藩に西宮守備の命が下り,これを受けて藩兵2000を率いて同地に赴く。翌明治1(1868)年1月11日,神戸を進軍中の同藩兵が,前方を横断した外国兵に向けて発砲。神戸事件である。英・米・仏側の抗議を受けた新政府により謹慎に処せられ,配下の滝善三郎は切腹を命ぜられた。
(井上勲)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報