旧松本家住宅(読み)きゆうまつもとけじゆうたく

日本歴史地名大系 「旧松本家住宅」の解説

旧松本家住宅
きゆうまつもとけじゆうたく

[現在地名]戸畑区一枝一丁目

一枝いちえだにある明治後期の和洋折衷様式の住宅。国指定重要文化財。九州実業界の重鎮松本健次郎が居宅と迎賓館を兼ねた邸宅として建造した。大規模な洋館と日本館および数棟の付属建物からなる。このうち洋館は辰野金吾が主宰する辰野・片岡設計事務所の設計で、明治四五年(一九一二)に完成。細部意匠はアール・ヌーボー様式を取入れた特徴ある建物で、同時に建てられた日本館は豪奢な入母屋書院造である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「旧松本家住宅」の解説

旧松本家住宅

福岡県北九州市にある施設九州工業大学創立者ひとり、松本健次郎の邸宅で洋館、日本館などからなる。現在は結婚式場としても利用されている。国指定重要文化財。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android