日本歴史地名大系 「都宇郡」の解説
都宇郡
つうぐん
- 岡山県:備中国
- 都宇郡
「和名抄」東急本(国郡部)・刊本に「津」と訓がある。「続日本紀」和銅六年(七一三)五月二三日条の制によって、国郡郷の地名を好字で表記することになったため、もと「津郡」であったのが「都宇郡」と表記されるようになったとみられる。近代の訓は「ツウ」(内務省地理局編纂「地名索引」)。
「和名抄」によれば
〔古代〕
古代においては
郡内の古代氏族としては、前掲大税負死亡人帳に記載された人名から、津臣三、建部三、秦人部二、史戸二、丸部・西漢人・赤染部・上道臣・服部首各一の存在が知られる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報