旧雄物川(読み)きゆうおものがわ

日本歴史地名大系 「旧雄物川」の解説

旧雄物川
きゆうおものがわ

昭和一三年(一九三八)雄物川に新屋あらや地区から直接海へ注ぐ新水路が開通し、それ以来旧河道を旧雄物川とよぶ。茨島ばらしま五丁目と新屋船場あらやふなば町の境界線から土崎つちざきの秋田港までをさす。秋田運河ともいう。全長約九キロ。

雄物川の旧流路は、出羽山地を横断したのち南東から北西方向をとり、高清水たかしみず台地向山むかいやま砂丘地帯との間を流れ、土崎港で海と結ぶ商品流通の動脈であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android