早参(読み)ソウサン

デジタル大辞泉 「早参」の意味・読み・例文・類語

そう‐さん〔サウ‐〕【早参】

禅宗で、早朝参禅朝参
早く参上すること。
「―して座に居たりけり」〈今昔・二七・九〉

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精選版 日本国語大辞典 「早参」の意味・読み・例文・類語

そう‐さんサウ‥【早参】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 早く参上すること。
    1. [初出の実例]「弁の被早参(さうさんせられ)にけるに、我、史にて遅参したる事を怖れ思て」(出典今昔物語集(1120頃か)二七)
    2. 「前の雑色出来て早参(サウサン)せよとすすむ」(出典:源平盛衰記(14C前)二六)
    3. [その他の文献]〔宋史‐礼志十九・賓礼一〕
  3. 早朝に参禅すること。朝参。〔祖庭事苑‐八・雑志

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