早馬山(読み)はやまやま

日本歴史地名大系 「早馬山」の解説

早馬山
はやまやま

唐桑半島基部に、海浜から一挙にそそり立つ標高二二〇・五メートルの山。海上往来の船乗や漁夫からとくに親しまれ、頂上からの眺望も雄大である。古くはかめ山とよばれた。「唐桑村安永風土記」にも亀山とあり、四周の眺望が記され、山頂には村鎮守の早馬山権現(現早馬神社)が祀られ、祭神は倉稲魂命で、正慶元年(一三三二)再興別当は良巌院とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android