明命(読み)めいめい

精選版 日本国語大辞典 「明命」の意味・読み・例文・類語

めい‐めい【明命】

  1. 〘 名詞 〙 ( あきらかな命令の意 ) 神仏君主などから受けた命令。至上命令
    1. [初出の実例]「所謂明命赫然、無内外者、人己合一のなりが能見ゆるぞ」(出典:大学垂加先生講義(1679))
    2. [その他の文献]〔書経‐太甲〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「明命」の読み・字形・画数・意味

【明命】めいめい

天の明らかな命。〔書、太甲上〕先王(こ)の天の命をみ、以て上下(しやうか)の稷(しやしよく)・宗に承(う)け、祗肅(ししゆく)せざる罔(な)し。

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世界大百科事典(旧版)内の明命の言及

【ベトナム】より

…このグエン(阮)朝の成立で現ベトナムの骨格が生まれたといえる。 グエン朝では,皇越律例など清の制度の導入が積極的に行われ,とくに2代ミンマン(明命)帝の時代,行政制度の中央集権化が進した。その反面で,行政最下部のサー(社)では,納税と引換えにその自律化が進み,指導者バンタン(文紳)層の権威が高まった。…

※「明命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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