星渓園(読み)せいけいえん

日本歴史地名大系 「星渓園」の解説

星渓園
せいけいえん

[現在地名]熊谷市鎌倉町

国道一七号(旧中山道)とJR高崎線の間の市街地を東西に流れるほし川の水源たまの池を中心とした庭園。もと池ノ亭といわれていたが、昭和二六年(一九五一)当時の熊谷市教育長が星渓園と名付けた。「風土記稿」に星川の水源として「石上寺境内ノ池」とあるのが玉の池で、元和九年(一六二三)九月の荒川洪水北条ほうじよう(熊谷堤)決壊、欠所から玉のようにきれいな伏流水が湧き出たので玉の池の名が生じたという。江戸時代に熊谷宿の本陣を勤めた竹井家の当主竹井澹如は、慶応年間(一八六五―六八)から明治初年にかけてこの地に別邸を設け、各種の木竹や名石を配し、池亭を建て庭園を造った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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