コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

蝶夢 ちょうむ

6件 の用語解説(蝶夢の意味・用語解説を検索)

美術人名辞典の解説

蝶夢

江戸中期の人。別号五升庵・泊庵。俳諧は机墨庵宋屋に学ぶ。仏に仕える傍ら各地を旅行して知名俳人との交友も広く、高潔・篤実・敬虔な一仏徒で、職業俳人ではなかった。寛政7年(1795)歿、64才。

出典|(株)思文閣
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

蝶夢【ちょうむ】

江戸中・後期の俳人。別号五升庵等。京都帰白院の住職。当初は其角系の宋屋門人。1759年支麦(美濃派伊勢派)系に転向。その後,二柳らとの交流を通じて蕉風復興運動を志し,住職を辞して1768年洛東岡崎に五升庵を結んだ。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

蝶夢

没年:寛政7.12.24(1796.2.2)
生年:享保17(1732)
江戸中期の俳人。別号,五升庵,泊庵。幼くして僧籍に入り,住職の急逝に従って浄土宗帰白院の11世住職となる。俳諧においては最初都市系の望月宋屋に師事するが,美濃派の俳諧に連なり,松尾芭蕉の正風体を感得。以後京都俳壇の中心的存在となり,「花洛蕉門棟梁」(『華洛日記』)と称されるに至るが,一方では地方蕉門の内部退廃も批判した。洛東岡崎に五升庵を結び,芭蕉復興運動の中心的存在として活躍し,諸俳人も指導した。その事蹟のうち,義仲寺(芭蕉墓所)の護持と追遠行事に功があり,『しぐれ会』の刊行は注目される。さらには,伝記を解明した『芭蕉翁絵詞伝』,そして『芭蕉翁文集』などを含む3部作などは,芭蕉研究において貴重。<参考文献>田中道雄『蝶夢の俳壇登場をめぐる諸問題』(『語文研究』21・28・30・33号),大内初夫監修『時雨会集成』

(楠元六男)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ちょうむ【蝶夢】

1732‐95(享保17‐寛政7)
江戸中期の俳人。五升庵,泊庵また幻阿弥陀仏と号する。浄土宗の僧で,京都の人。はじめ望月宋屋に接したが,1759年(宝暦9)の越前敦賀(つるが)旅行を契機に地方系蕉門俳壇に移って,京の同俳壇の中心となり,寺町帰白院11代住職を辞して,68年(明和5)洛東岡崎に草庵を結ぶ。以後は芭蕉復興の俳諧活動に専念,例年義仲寺(大津市)で営む芭蕉忌を中軸とした芭蕉顕彰運動を全国的規模で展開して,70年には同寺の芭蕉堂を再建する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

蝶夢
ちょうむ
(1732―1795)

江戸中期の俳人。別号五升庵(ごしょうあん)、泊庵(はくあん)。法号幻阿弥陀仏(げんあみだぶつ)。京都の生まれで、出自、俗名などは不詳。幼少より仏門に入り、のち中川阿弥陀寺中帰白院住職となり、36歳で洛東(らくとう)岡崎に庵(いおり)を結び隠遁(いんとん)した。俳諧(はいかい)を好み宋屋(そうおく)に入門したが、芭蕉(ばしょう)を知ってその顕彰と蕉風復興に尽力し、『芭蕉翁発句集』をはじめ多くの関係書を編した。また各地を旅行し、誠実な人柄から諸俳人との交友も広かった。俳風は平明ながら佳句も多い。寛政(かんせい)7年12月24日没。[松尾勝郎]
 背戸口や芥(あくた)を潜(くぐ)る春の水
『鍵和田子著『蝶夢』(『俳句講座3 俳人評伝 下』所収・1959・明治書院)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の蝶夢の言及

【類題集】より

…収載歌数の多いものでは《名所栞(めいしよしおり)》。俳諧の発句の類題集では蝶夢編《類題発句集》(1774)が有名。守武,貞徳などの古人から当時の作者に至る句を,1年の季題別,および雑類題別に編集。…

※「蝶夢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

蝶夢の関連キーワード小野素郷渡辺去何陸雲子岱久其角支考素堂太祇嵐雪沂風五升庵蝶夢

今日のキーワード

ネコノミクス

猫が生み出す経済効果を指す造語。2012年に発足した安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」にちなみ、経済が低迷する中でも猫に関連するビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしていることを表現したもの。...

続きを読む

コトバンク for iPhone