時々刻々(読み)じじこっこく

精選版 日本国語大辞典 「時々刻々」の意味・読み・例文・類語

じじ‐こっこく‥コクコク【時時刻刻・時時剋剋】

  1. 〘 名詞 〙 経過していく時刻の一刻一刻。また、間をおかないで引き続いているさま。
    1. [初出の実例]「時々剋々の法施祈念」(出典:平家物語(13C前)一)
    2. 「時々剋々(ジじコクコク)守護を加へ、百味の飲食(をんじき)を捧ぐる事ひまなし」(出典御伽草子・さざれいし(室町末))
    3. 「時々刻々(ジジコクコク)注進」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「時々刻々」の解説

時時刻刻

経過していく時刻の一刻一刻。また、間をおかないで引き続いている様子

[使用例] 彼らの株の売買差額は、時々刻々、東洋西洋活動力源泉となって伸縮する[横光利一上海|1928~31]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android