デジタル大辞泉 「時正」の意味・読み・例文・類語 じ‐しょう〔‐シヤウ〕【時正】 1日の昼夜の時間が等しい時。春分と秋分。また、春と秋の彼岸の7日間のこと。「花のさかりは、冬至より百五十日とも、―の後、七日ともいへど」〈徒然・一六一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「時正」の意味・読み・例文・類語 じ‐しょう‥シャウ【時正】 〘 名詞 〙① 一日の昼と夜との長さが同じであること。また、その日。彼岸の中日。春分・秋分の日。《 季語・春 》[初出の実例]「時正とはよる五十刻、ひる五十刻なり」(出典:名語記(1275)五)「花の盛りは、冬至より百五十日とも、時正の後、七日ともいへど」(出典:徒然草(1331頃)一六一)「時正の日猟師の茶の子貰ひけり」(出典:俳諧・葎亭句集(1801)二)② 春・秋の彼岸各七日間のこと。[初出の実例]「時正初日也。令二持斎一」(出典:看聞御記‐応永二五年(1418)二月一〇日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例