晩達(読み)ばんたつ

精選版 日本国語大辞典 「晩達」の意味・読み・例文・類語

ばん‐たつ【晩達】

〘名〙
① 年をとってから立身すること。出世が遅いこと。〔南史‐袁昂伝〕
② 罪を犯して教団から追放された僧。〔文明本節用集(室町中)〕
学芸などで、年をとってから熟達すること。熟達するのが遅いこと。
※中華若木詩抄(1520頃)上「後生晩達の人、尤も慎しむべきこと也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「晩達」の読み・字形・画数・意味

【晩達】ばんたつ

晩年官位が進む。唐・方干〔銭縣路明府に貽(おく)る〕詩 賢、多し 鬢霜(びんさう)(鬢の白髪)のすを怕(おそ)るること(なか)れ

字通「晩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android