暁起(読み)ギョウキ

デジタル大辞泉 「暁起」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐き〔ゲウ‐〕【暁起】

[名](スル)朝早く起床すること。
「―より夜眠に至るまで」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「暁起」の意味・読み・例文・類語

あかつき‐おき【暁起】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 暁のころに起きること。
    1. [初出の実例]「おく霜の暁をきをおもはずば君がよどのによがれせましや〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋五・九一四)
  3. 暁の頃に起きて勤行すること。
    1. [初出の実例]「よひよひごとのあかの水、結ぶたもともしをるるに、暁おきの袖の上、山路の露もしげくして」(出典:平家物語(13C前)灌頂)

ぎょう‐きゲウ‥【暁起】

  1. 〘 名詞 〙 早朝に起床すること。早起き。
    1. [初出の実例]「暁起より夜眠に至るまで一刻の間断なかるべし」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六)
    2. [その他の文献]〔陳孚‐良郷県早行詩〕

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普及版 字通 「暁起」の読み・字形・画数・意味

【暁起】ぎよう(げう)き

朝早く起きる。元・元淮〔南圃杏花〕詩 昨夜南園に春雨ぐ 玉人して、(すだれ)をげて看る

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