暁露(読み)ギョウロ

デジタル大辞泉 「暁露」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐ろ〔ゲウ‐〕【暁露】

明け方に置く露。朝露

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精選版 日本国語大辞典 「暁露」の意味・読み・例文・類語

あかとき‐つゆ【暁露】

〘名〙 「あかつきつゆ」の古形
万葉(8C後)二・一〇五「わが背子大和へ遣(や)るとさ夜更けて鶏鳴露(あかときつゆ)にわが立ち濡れし」

ぎょう‐ろ ゲウ‥【暁露】

〘名〙 明けがたの露。朝露。
菅家文草(900頃)五・呉生過老公詩「生涯養性年華美、逆旅知恩暁露甘」 〔宋文帝‐登景陽楼詩〕

あかつき‐つゆ【暁露】

〘名〙 暁の頃に置く露。あかときつゆ。
拾遺(1005‐07頃か)雑秋・一一一八「この頃のあか月つゆにわが宿の萩の下葉は色づきにけり〈柿本人麻呂〉」

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普及版 字通 「暁露」の読み・字形・画数・意味

【暁露】ぎよう(げう)ろ

朝露。唐・白居易〔牡丹芳、天子の、農を憂ふるを美(ほ)むるなり〕詩 曉露輕く盈ちて、紫を泛(うか)べ 陽照りきて、紅光を生ず

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