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書会 しょかい shū huì

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世界大百科事典 第2版の解説

しょかい【書会 shū huì】

中国の宋・元時代,都市経済の発達により,大都会の盛場の劇場や寄席では,芝居,講談,漫才,その他の演芸がさかんに演じられたが,それらの芝居や演芸の作者を〈才人〉といい,才人の組織した同業者組合を〈書会〉とよんだ。当時の戯曲小説には,個人の創作ではなく,書会による集団的創作であったものがかなりあり,のちの小説《水滸伝》なども,元来は書会によってまとめられたと考えられる。書会は単に創作だけでなく,流行作品の改作をも手がけ,書会間の競争も激しかったらしい。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の書会の言及

【元曲選】より

…もちろん,そのための行過ぎや独断的な改ざんによる過誤も免れず,また明代人の作品若干編を収めたことに対する非難もあるが,元曲の傑作はここに網羅され,ともかくも校訂がゆきとどいて鑑賞にたえる元曲テキストとして,現在に至るまで広範な読者をもつ。その最大の功労は,当時の文人たちには蔑視されがちであった,おそらくは芸能作家組織である〈書会〉に属する無名氏の作品の多くを,散逸寸前に救出した点にあるだろう。それらは,口語を基調としながら庶民の哀歓を生き生きと描き,元曲の特徴の一環を形成するからである。…

【雑劇】より

…彼らの一部が劇作に投じ,その憤りを制作欲にかえたという明人の説も,十分な可能性をもつ。演劇の脚本など民衆を対象とする芸能文学は,主に〈書会〉という組織に属する無名人の手に成り,一種の共同制作でもあるために,伝統文学と異なり,作者名は埋没するのが常だった。元雑劇に至ると,作者未詳の作品のほかに,より多くの作品が作者名を伝え,なかには少なからぬ名士さえまじる。…

※「書会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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