書判(読み)カキハン

精選版 日本国語大辞典 「書判」の意味・読み・例文・類語

かき‐はん【書判】

  1. 〘 名詞 〙 文書の後に自筆で書く判、署名、サイン。奈良時代から平安初期に、自筆で署名する場合には楷書が用いられ、これを自署(じしょ)と呼ぶ。次第に草書体にくずされて、草名(そうみょう)といわれ、草名がさらにくずされて原字が読解不能になり、図案化されて、書判、花押(かおう)と呼ばれる。その型から二合体、一字体などの類型があるとされている。判。押字。→花押
    1. [初出の実例]「床に清然の文字、〈略〉ぬり軸ばち也。かき判一つあり」(出典:松屋会記‐久好茶会記・慶長元年(1596)三月八日)

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改訂新版 世界大百科事典 「書判」の意味・わかりやすい解説

書判 (かきはん)

花押(かおう)

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百科事典マイペディア 「書判」の意味・わかりやすい解説

書判【かきはん】

花押(かおう)

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世界大百科事典(旧版)内の書判の言及

【花押】より

…記号もしくは符号風の略式の自署(サイン)で,判(はん),書判(かきはん),判形(はんぎよう),押字(おうじ)などともいった。花押の起源は自署の草書体にある。…

※「書判」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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