書痴(読み)ショチ

デジタル大辞泉 「書痴」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ち【書痴】

読書ばかりしていて、世の中のことにうとい人。
書物収集に熱中している人。ビブリオマニア

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「書痴」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ち【書痴・書癡】

  1. 〘 名詞 〙 読書ばかりして、他を顧みない人を悪くいうことば
    1. [初出の実例]「諸人争って奇書を購ふ、鄴架(げふか)万巻を以て互に相炫燿す、一時書淫書癡(ショチ)の目あり」(出典:緑蔭茗話(1890‐91)〈内田魯庵〉)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐竇威伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「書痴」の読み・字形・画数・意味

【書痴】しよち

読書狂。〔唐書、竇威伝〕威、沈にしてり、群言を貫覽す。~子弟皆武を喜ぶ。獨り威のみ(たつと)ぶ。兄詆(そし)りて書癡と爲す。

字通「書」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の書痴の言及

【愛書趣味】より

…この趣味の持主を愛書家bibliophileと呼び,それが極端に高じた状態をbibliomania,それに取り憑(つ)かれた人間をbibliomaniacといい,愛書狂,書痴などと訳される。読書家と愛書家とは必ずしも重ならない。…

※「書痴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android