日本歴史地名大系 「曼荼羅山」の解説 曼荼羅山まんだらやま 京都市:右京区上嵯峨村曼荼羅山化野念仏(あだしのねんぶつ)寺の愛宕(あたご)街道を挟んで向い側の小山で、高さ二七〇メートル余、万灯籠(まんとうろう)山とも仙翁寺(せんおうじ)山ともいう。伝説では弘法大師が化野に両界曼荼羅をつくり、化野を金剛界、山を胎蔵界としたことにちなんだ名称とも、また盂蘭盆の精霊送りとして鳥居形の送り火(鳥居大文字)が点火され、万灯供養が行われることにちなむものともいう。仙翁寺山の名は、山上に仙音寺(仙園寺)が建っていたことによるもので、寺名は仙翁花を栽培したことから起きたという(下学集)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by