最上忠右衛門(読み)もがみ ちゅうえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「最上忠右衛門」の解説

最上忠右衛門 もがみ-ちゅうえもん

1826-1905 幕末-明治時代の染色家。
文政9年生まれ。出羽(でわ)横手町(秋田県)の人。藍(あい)染めの型付けのりにもち米代用として粘土の使用を工夫研究し,染め上がりをよくした。明治20年宮城県仙台にうつり,この技法同業者にもひろめる。染め物は常盤紺形とよばれ,仙台の特産物となった。明治38年4月24日死去。80歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android