月日の山(読み)つきひのやま

精選版 日本国語大辞典 「月日の山」の意味・読み・例文・類語

つきひ【月日】 の 山(やま)

  1. 大嘗会(だいじょうえ)などの時、悠基(ゆき)主基(すき)両国国司が奉仕して立てるしるしの山。山の作り物日像月像を立てて飾ったことによる。
    1. [初出の実例]「大嘗会、例の月日の山引き、あやしの者まで、青摺りに赤紐なまめかしうて」(出典:栄花物語(1028‐92頃)著るは侘しと嘆く女房)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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