精選版 日本国語大辞典 「蒲生野」の意味・読み・例文・類語
がもう‐のがまふ‥【蒲生野】
- =うねのの(宇禰野)
- [初出の実例]「天皇遊獦蒲生野時額田王作歌」(出典:万葉集(8C後)一・二〇・題詞)
蒲生郡内にあった野で、古代には大和王権の薬猟場であったことで知られる。現在安土町野
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滋賀県中南部の愛知川(えちがわ)中流左岸の台地。東近江(おうみ)市西部、近江八幡(おうみはちまん)市東部などの範囲をいう。古代には狩猟の場で、額田王(ぬかたのおおきみ)と大海人皇子(おおあまのおうじ)の相聞(そうもん)歌「あかねさす紫野行き……」(『万葉集』巻1)で知られる。歌碑が舟岡山にある。中世以降、その開発が進み、現在では農業用地が広がる。
[高橋誠一]