有王山(読み)アリオウザン

デジタル大辞泉 「有王山」の意味・読み・例文・類語

ありおう‐ざん〔ありワウ‐〕【有王山】

京都府南部、綴喜つづき井手町東部にある山。後醍醐ごだいご天皇笠置かさぎから落ち延びた所。

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精選版 日本国語大辞典 「有王山」の意味・読み・例文・類語

ありおう‐ざんありワウ‥【有王山】

  1. 京都府南部、井手町の東部にある山。後醍醐天皇が落ち延びた所。高間山

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日本歴史地名大系 「有王山」の解説

有王山
ありおうやま

田村新田たむらしんでんの南部にある。標高三七七メートル。山吹やまぶき山から東へ駒留こまとめ山、有王山と続く連峰の一である。

太平記」巻三は後醍醐天皇が元弘元年(一三三一)笠置かさぎ(現相楽郡笠置町)の合戦(元弘の乱)で敗れ、赤坂あかさか(現大阪府千早赤阪村)へ逃れる際に、有王山の麓にたどりついたことを記す。

<資料は省略されています>

やがて天皇は山城国の住人深須入道・松井蔵人らに発見されて捕らえられた。田村新田には有王という小字があり、その地に「後醍醐天皇御旧蹟」の碑が立つ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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