有相無相(読み)ウソウムソウ

精選版 日本国語大辞典 「有相無相」の意味・読み・例文・類語

うそう‐むそうウサウムサウ【有相無相】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。有相無相。すがた、形をもっている存在と、すがた、形によって特質づけられている存在自体、すなわち存在の本性。時として有想無想と混同し誤られる。有象無象。
    1. [初出の実例]「Vsǒ(ウサウ) musǒ(ムサウ)」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. [その他の文献]〔十二門論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android