デジタル大辞泉 「有色人種」の意味・読み・例文・類語 ゆうしょく‐じんしゅ〔イウシヨク‐〕【有色人種】 皮膚の色が白くない人種の総称。[類語]白色人種・黄色人種・黒色人種 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「有色人種」の意味・読み・例文・類語 ゆうしょく‐じんしゅイウショク‥【有色人種】 〘 名詞 〙 皮膚の色が白くない人種。黄色・黒色人種などの総称。[初出の実例]「苦心したわりに余り人が注意して呉れないのは有色人種の皮膚の色だ」(出典:あめりか物語(1908)〈永井荷風〉酔美人) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「有色人種」の意味・わかりやすい解説 有色人種ゆうしょくじんしゅcolored race 淡色の肌の白人が白人以外の諸人種に対して用いる総称。白人という語は俗称で、コーカソイドとよぶべきものである。コーカソイドには肌色の濃いインド人や浅黒い地中海人も入るが、インド人や地中海人はしばしば「有色人」のなかに入れられる。1994年まで白人優先政策をとっていた南アフリカ共和国では、有色人種は厳しく差別されたが、経済力の高い国に属する日本人は便宜的に「名誉白人」として遇された。有色人種という語は科学的用語ではなく、社会学的なものであり、単に淡色の肌の人々が他の者を差別するだけのことばにすぎない。[香原志勢][参照項目] | 人種 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例