有財餓鬼(読み)ウザイガキ

デジタル大辞泉の解説

うざい‐がき【有財餓鬼】

飢えに苦しむ餓鬼の中で、物を食することのできる餓鬼。膿(うみ)・血などを食う小財餓鬼と、人の食い残しや、祭祀(さいし)などで捨てられた物を食う多財餓鬼とをいう。⇔無財餓鬼
財産を多く持ちながら、欲深い人。守銭奴。
「銀持ちながら一生遊山嫌ひの―」〈浮・子息気質・三〉
人をののしっていう語。がき。
「最前手並は見せ置いたに、性懲りもなき―」〈浄・蘆屋道満

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

うざいがき【有財餓鬼】

飢えてはいるが、一定の食物にありつける餓鬼。 ⇔ 無財餓鬼
財貨をたくさんもっていながら欲の深い人。 「其の心は貧僧より遥かに浅ましき-といふものなり/浮世草子・好色敗毒散」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

きゃらぶき

魚貝類や野菜類をしょうゆで佃煮(つくだに)のように煮るものをきゃら煮というが、きゃらぶきは、フキの茎をきゃら煮風に煮たもので、初夏のフキを用いてつくるのがよい。フキの葉を切り落とし、茎は日干しにしてか...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android