日本歴史地名大系 「有賀神社」の解説 有賀神社ありがじんじや 茨城県:東茨城郡内原町有賀村有賀神社[現在地名]内原町有賀有賀のほぼ中央、丘陵の南端に鎮座する。祭神は武甕槌命・経津主命・少彦名命。旧村社。貞観元年(八五九)、初め有賀地内の藤内(ふじうち)に創建され藤内神社と称したという。天正一八年(一五九〇)塚原(つかはら)城の兵火を受けて類焼、翌年現在地に再建し鹿島明神と改称したが、明治一〇年(一八七七)現社号に改めたと伝える。古くから小児の虫切の神として信仰される。例祭は現在は一一月一二日。前日大洗磯前(おおあらいいそざき)神社(現大洗町)に渡御して祭典を執行する。鹿島の神の出雲下りの古例に倣うものとされ、大同二年(八〇七)に始まると伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by