日本歴史地名大系 「有間神社」の解説 有間神社ありまじんじや 兵庫県:神戸市北区西尾村有間神社[現在地名]北区有野町有野有野(ありの)川左岸に鎮座する。祭神は少彦名命・大己貴命・天御中主命。旧郷社。「延喜式」神名帳の有馬(ありま)郡「有間(アリマノ)神社」は当社に比定され、元文元年(一七三六)並河誠所の建言により建立された「有馬社」の標石がある。近世には山王大権現とよばれ、岡場(おかば)・切畑(きりはた)・堀越(ほりこし)・結場(けちば)・馬場(ばば)・西尾(にしお)・田尾寺(たおじ)七ヵ村の氏神。元禄五年(一六九二)の寺社改帳(仲家文書)に山王宮とみえ、境内は五町に八町、柿葺の社殿で、舞台・神主住宅などがあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by