朔方(読み)サクホウ

精選版 日本国語大辞典 「朔方」の意味・読み・例文・類語

さく‐ほう‥ハウ【朔方】

  1. [ 1 ] ( 「朔」は北の意 ) 北の方。北。朔北。
    1. [初出の実例]「鴻雁初遵渚、帰飛向朔方」(出典経国集(827)一一・奉和春日作一首〈有智公主〉)
    2. [その他の文献]〔書経‐堯典〕
  2. [ 2 ] 中国、漢代、武帝匈奴を討ってオルドス鄂爾多斯)の地に置いた郡名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「朔方」の読み・字形・画数・意味

【朔方】さくほう(はう)

朔北の地。〔詩、小雅出車〕天子我に命じ 彼(か)の方に(しろきづ)かしむ

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