(読み)さく(英語表記)new moon

翻訳|new moon

デジタル大辞泉の解説

さく【×朔】

太陽との黄経が等しくなる時。月は太陽と同じ方向にあり、地球に暗い半面を向けるので、見えない。新月。→望(ぼう)
太陰暦で、月の第1日。ついたち。
昔、中国で、天子歳末諸侯に与えた翌年の暦と政令

さく【朔】[漢字項目]

人名用漢字] [音]サク(呉)(漢) [訓]ついたち
ついたち。「朔日告朔
北の方角。「朔風朔北
暦。「正朔

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大辞林 第三版の解説

さく【朔】

月と太陽との視位置の黄経が等しくなること。また、その時刻。月全体が太陽光線を背後から受けることになるので、地球からは月が見えない。新月。 ⇔ ぼう
陰暦で、月初めの日のこと。ついたち。
古代中国で、その年の歳末に翌年の暦と政令を頒布したこと。また、その暦と政令。
[句項目] 朔を奉く

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世界大百科事典内のの言及

【月齢】より

…月と太陽が同じ方向にきたとき(視黄経の一致したときで朔(さく)という)からの経過時間を,日を単位として表したもの。太陰暦では朔を含む日を月の初日(朔日)としたので,1.0~2.0日だけ暦日が先行する。…

【朔望月】より

…太陽に対して月が天球を一周する時間で,29.530589日。太陽と月の黄経の差が0度のときを朔といい,180度のときを望という。ある朔から次の朔まで(あるいはある望から次の望まで)を朔望月という。…

【新月】より

…月と太陽の視黄経が一致する瞬時。朔(さく)ともいう。太陰暦では一般にこれを含む日を各月のはじめの日(朔(ついたち))とした。…

【月】より


[公転周期]
 公転周期は基準となる方向をどこにとるかによって異なった値をとる。動かないと思われる恒星の方向を基準にする恒星月の平均値は27.32166日,歳差で動く春分点の方向を基準とした分点月の平均値は27.32158日,動いている太陽の方向を基準にとった公転周期である朔望(さくぼう)月の平均値は29.53059日である。この朔望月は月が満ち欠けを繰り返す周期で,暦の上での1ヵ月は朔望月であることが多い。…

※「朔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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