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→新月
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→月
…月と太陽が同じ方向にきたとき(視黄経の一致したときで朔(さく)という)からの経過時間を,日を単位として表したもの。太陰暦では朔を含む日を月の初日(朔日)としたので,1.0~2.0日だけ暦日が先行する。…
…太陽に対して月が天球を一周する時間で,29.530589日。太陽と月の黄経の差が0度のときを朔といい,180度のときを望という。ある朔から次の朔まで(あるいはある望から次の望まで)を朔望月という。…
…月と太陽の視黄経が一致する瞬時。朔(さく)ともいう。太陰暦では一般にこれを含む日を各月のはじめの日(朔(ついたち))とした。…
…
[公転周期]
公転周期は基準となる方向をどこにとるかによって異なった値をとる。動かないと思われる恒星の方向を基準にする恒星月の平均値は27.32166日,歳差で動く春分点の方向を基準とした分点月の平均値は27.32158日,動いている太陽の方向を基準にとった公転周期である朔望(さくぼう)月の平均値は29.53059日である。この朔望月は月が満ち欠けを繰り返す周期で,暦の上での1ヵ月は朔望月であることが多い。…
…胞子体上に生じ,胞子をつくる無性生殖器官。藻類や菌類では単細胞性で,栄養細胞と同形かそれより大きい。コウジカビなどの子囊菌類では子囊ascus,マツタケなどの担子菌類では担子器basidiumと呼ばれる。陸上生活をするコケ植物と維管束植物では多細胞性の囊状構造である。コケ植物の胞子囊である蒴(さく)capsuleは胞子体の先端に生じる。シダ植物の胞子囊は,ワラビなどのシダ類では小さく,胞子囊壁は薄いが,他の類では大きく,壁も厚い。…
※「朔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」