朝型勤務(読み)あさがたきんむ

知恵蔵mini 「朝型勤務」の解説

朝型勤務

始業時間前の早朝に出社し、残業をせず早めに退社する働き方。2014年より、厚生労働省が「労働時間等の設定の改善に関する特別措置法」に基づく「労働時間等設定改善指針(通称・労働時間等見直しガイドライン)」を改定し、朝型勤務を推奨することを検討している。一定時刻以降の残業を禁止し、時間に限りがある早朝の勤務を推奨することで仕事の能率を高め、社員の総労働時間の短縮私生活の充実につなげることを目的としている。事例としては、大手商社の伊藤忠商事が同年5月より朝方勤務制度を正式導入し、残業代や電気使用量の削減など一定の成果を出していることが知られている。そうした成功事例の一方で、職種部署によっては実施が困難であるなど、政府主導による一律の導入を疑問視する声もある。

(2015-2-5)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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