期月(読み)キゲツ

精選版 日本国語大辞典 「期月」の意味・読み・例文・類語

き‐げつ【期月】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 満一か月。
    1. [初出の実例]「若籠朞月、仮令両三月之間聞之者、只至忌月之歟如何」(出典玉葉和歌集‐文治二年(1186)七月二五日)
    2. [その他の文献]〔礼記‐中庸〕
  3. 一二か月。一年間。〔論語‐子路〕
  4. 前もって定めた期限の月。
    1. [初出の実例]「又お仮名も奉公の期月(キゲツ)来りぬれば」(出典:人情本風俗粋好伝(1825)前)
    2. 「雇はるる月数、且免許の鑑札を渡し、期月来らば疾く帰りて良民たらんことを諭すべし」(出典:公議所日誌‐一四上・明治二年(1869)五月)
  5. わずかな期間。
    1. [初出の実例]「是を佩て廃ざる事、助六が印籠のごとく然らば、期月(キゲツ)にして通(つう)と成」(出典:洒落本・令子洞房(1785)叙)

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普及版 字通 「期月」の読み・字形・画数・意味

【期月】きげつ

一ケ月。

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