(読み)き(英語表記)age

翻訳|age

デジタル大辞泉の解説

き【期】

ある一定の期間。定められた時期。接尾語的にも用いられる。「少年」「第二工事」
時機。機会。「が訪れる」
age》地質年代の区分の最小の単位。世(せい)をさらに細分したもの。

き【期】[漢字項目]

[音](漢) (呉)
学習漢字]3年
〈キ〉
区切られた一定の時間。「期間期末会期学期漁期刑期次期周期初期前期長期定期冬期任期末期満期無期思春期四半期農繁期
決められた時点・日時。「期限期日延期死期時期納期
そうなることを予定する。「期待所期予期
一回り。一か月、または、一年。「期月期年
〈ゴ〉12に同じ。「一期最期末期
[名のり]さね・とき・とし・のり

ご【期】

とき。おり。期限。「このに及んで」
際限。限度。
「申すべきことは―もなく侍るを」〈大鏡・道長下〉
死ぬとき。最期。臨終。
「きのふより心も弱り身も苦しみて、さらに―を待つばかりなり」〈謡・土蜘蛛

ご【期】[漢字項目]

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百科事典マイペディアの解説

期【き】

地質年代区分の最小の単位。世をさらに細分したもの。たとえば船川期。期に相当する地質系統

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大辞林 第三版の解説

き【期】

ある一定の時期。期間。名詞や数詞に付いて、接尾語的にも用いられる。 「少年-」 「第三-」
〔age〕 地質時代区分の最小単位。世せいを細分したもの。たとえば、新生代第三紀中新世秋川期など。

ご【期】

〔呉音〕
とき。おり。時期。 「この-に及んで見苦しい振る舞いはしたくない」
臨終の時。 「今は-を待つばかりなり/謡曲・土蜘蛛」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説



age

地質時代を区分するときの時代単位の一つ。世を細分する単位で、時間層序区分単位の階に対応する。たとえば、新生代第四紀は更新世と完新世に分けられるが、更新世はさらに、前期、中期、後期に分けられる。
 また、気候層序編年では「氷期」「間氷期」といった術語が用いられ、また古地磁気編年法では「松山逆磁極期」「ブリューヌ正磁極期」のように「期」が用いられる。[小澤智生]

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精選版 日本国語大辞典の解説

き【期】

〘名〙
① ある一定の時期や期間。「一期」「幼児期」など接尾語的に用いることが多い。
※白氏文集天永四年点(1113)四「此の恨み長く在て銷(きゆ)る期(キ)無けむ」 〔李白‐送陸判官往琵琶峡詩〕
② しおどき。おり。時機。機会。
※玉葉‐寿永三年(1184)二月五日「見参無其期歟云云」 〔漢書‐楊僕伝〕
③ かぎり。期限。〔詩経‐小雅・南山有台〕
約束の期日。転じて、約束。契約。
随筆・折たく柴の記(1716頃)下「福建広東等のものどもは、期のごとくに信牌もち来て」 〔詩経‐衛風・氓〕
⑤ (age の訳語) 地質時代の区別の一つ。世(せい)を細分したもの。

き‐・す【期】

[1] 〘他サ変〙 ⇒きする(期)
[2] 〘他サ五(四)〙 =きする(期)
※原爆と作家の自殺(1951)〈佐々木基一〉「若干の資料を提供することも惜しまない。それはまた、公正を期す上にもいいことにちがいない」

き‐・する【期】

〘他サ変〙 き・す 〘他サ変〙
① 期限や時刻を定める。期限とする。限る。予定する。
※本朝文粋(1060頃)一四・為謙徳公報恩修善願文〈菅原文時〉「月与秋期、而身何去」
② あらかじめあることを期待する。予期する。予想する。待ちもうける。かねてより願う。
※和漢朗詠(1018頃)上「詞は微波に託してかつかつ遣るといへども、心は片月を期して媒とせんとす〈菅原輔昭〉」
③ あらかじめあることをしとげようと決心する。覚悟する。確信する。
※清国に対する宣戦の詔勅‐明治二七年(1894)八月一日「各々権能に応じて、一切の手段を尽すに於て、必ず遺漏なからむことを期せよ」
④ 誓う。約束する。
※枕(10C終)一三七「殿上にていひきしつる本意(ほい)もなくては、など帰り給ひぬるぞ」

ご【期】

〘名〙 (「ご」は「期」の呉音)
① とき。おり。また、「期(も)なし」の形で、際限なく、の意で用いられる。
霊異記(810‐824)下「犬の枯れたる骨を齧(かぶ)るに、飽厭(あ)く期無きが如し」
※大鏡(12C前)六「申すべきことはごもなく侍るを、もしまことにきこしめしはてまほしくば、駄一疋たまはせよ」
② 死ぬ時。最期。末期。
※大和(947‐957頃)一六八「かかる山の末に籠り侍りて、死なむをごにてと思う給ふるを」
※大観本謡曲・土蜘蛛(室町末)「今は期をまつばかりなり」
③ 江戸時代、主に遊里で、夜の九つ時(現在の午後一二時頃)をいう。〔随筆・羇旅漫録(1802)〕

ご‐・す【期】

〘他サ変〙 ⇒ごする(期)

ご‐・する【期】

〘他サ変〙 ご・す 〘他サ変〙
① 前もってそうしようと心にきめる。決意する。予定をたてる。きする。
※今昔(1120頃か)四「人の夫妻の間は百年の契を期(ご)す」
② かねて待ち設ける。期待する。きする。
※栄花(1028‐92頃)玉の村菊「この折だにしるしをえ奉らずなり、御恩をかぶらでは、いつをかごせむ」
③ 覚悟する。予期する。きする。
※平家(13C前)一一「敵の矢にあたって死なん事、もとより期する処で候也」
[補注]「期」は呉音「ご」、漢音「き」で、古くは両様の慣用があった。→きする(期)

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