木の芽田楽(読み)キノメデンガク

デジタル大辞泉 「木の芽田楽」の意味・読み・例文・類語

きのめ‐でんがく【木の芽田楽】

サンショウ若芽をすり込んだ味噌豆腐に塗って焼いた料理おでん 春》

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精選版 日本国語大辞典 「木の芽田楽」の意味・読み・例文・類語

きのめ‐でんがく【木芽田楽】

  1. 〘 名詞 〙 料理の名。山椒(さんしょう)の芽をすりまぜたみそを豆腐にぬって火にあぶったもの。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「どこでも吉野木吉野木、これ色男、こっちへ来(キ)のめ田楽(デンガク)来のめ田楽」(出典洒落本遊子方言(1770)発端)

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「木の芽田楽」の解説

きのめでんがく【木の芽田楽】

豆腐に木の芽みそを塗り、火であぶった料理。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の木の芽田楽の言及

【サンショウ(山椒)】より

…3月ころから新芽を吹くが,この新芽や若い葉を〈木の芽〉と呼び,煮物の香りづけや汁物の吸口に用いる。木の芽みそ,サンショウみそはみそにすりまぜたもので,木の芽あえはこれでたけのこやイカをあえたもの,木の芽田楽は豆腐にこれを塗った田楽である。《庭訓往来》には木の芽漬の名が見えるが,これは洛北鞍馬(くらま)山の名物として有名であった。…

※「木の芽田楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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