木曾三柱神社(読み)きそみはしらじんじや

日本歴史地名大系 「木曾三柱神社」の解説

木曾三柱神社
きそみはしらじんじや

[現在地名]北橘村箱田 宮廻

箱田はこだ中央部南寄り、大石田おおいしだ川のつくる浅い輻射谷の南傾斜地にあり、将軍しようぐん塚とよばれる古墳上に社殿が建つ。社伝によると元暦元年(一一八四)木曾義仲遺臣が義仲の三男義基・四男義宗を奉じ、沼田伊予守を頼ってこの地に来り、義仲の遺品を塚に納め、信州筑摩つかま郡の岡田・沙田・阿礼の三神を移し、塚の上に社殿を建て箱田神社と称したのが始まりで、途中衰微したが天文年間(一五三二―五五)遺臣の子孫らが再興、弘化年間(一八四四―四八)社殿を改築したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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