新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「木村守江」の解説
木村 守江
キムラ モリエ
- 肩書
- 元・福島県知事,元・衆院議員(自民党)
- 生年月日
- 明治33年4月6日
- 出身地
- 福島県いわき市四倉町
- 学歴
- 慶応義塾大学医学部〔大正14年〕卒
- 学位
- 医学博士
- 経歴
- 20〜30代の頃は開業医として大繁盛した。戦時中は軍医としてニューギニアなどに従軍。戦後、代議士だった伯父の後を継いで政界入り。昭和25年参院議員に当選し、2期務めた。第5次吉田内閣首都建設政務次官、池田内閣通産政務次官等を歴任。33年衆院議員に転じ3期。福島県知事を4期務めたが50年の福島県政汚職事件で建設業者から計800万円のわいろを受け取ったとして収賄容疑で逮捕、起訴され、知事を辞職。53年12月仙台高裁で懲役1年6カ月、執行猶予5年、追徴金800万円の判決を受け、54年刑が確定した。以後ひっそりと暮していたが56年県下有数の特別養護老人ホームを開設。また、平成4年には富士山高齢登拝者番付で東の正横綱に登録されるほどの山好きとしても知られた。
- 受賞
- 勲一等瑞宝章〔昭和47年〕
- 没年月日
- 平成8年11月3日
出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報