木村愚山(読み)きむら ぐざん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村愚山」の解説

木村愚山 きむら-ぐざん

1803-1870 江戸時代後期の儒者
享和3年8月生まれ。越後(えちご)(新潟県)の人。江戸の古賀侗庵(どうあん),井部香山に師事し,高田藩儒官となる。3代藩主榊原政令(まさのり)が幕府の命により「明(みん)史稿」を出版したおり,大久保鷲山とともに句読・訓点を担当した。明治3年6月死去。68歳。名は敏。字(あざな)は遜志。通称は左次郎。著作に「西浜紀行」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android