木村正路(読み)きむらまさみち

精選版 日本国語大辞典 「木村正路」の意味・読み・例文・類語

きむら‐まさみち【木村正路】

  1. 物理学者理博。兵庫県出身。京都帝大卒。同大学教授、理化学研究所員、立命館大学理工学部長を歴任光学分光学に関する研究に業績を残す。日本学士院会員。明治一六~昭和三七年(一八八三‐一九六二

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20世紀日本人名事典 「木村正路」の解説

木村 正路
キムラ マサミチ

大正・昭和期の物理学者 京都帝大名誉教授



生年
明治16(1883)年11月8日

没年
昭和37(1962)年10月13日

出生地
兵庫県神戸

学歴〔年〕
京都帝大理工科大学物理学科〔明治40年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔大正7年〕

経歴
京大講師となり明治42年助教授、大正4年米国留学、6年帰国して教授となり、輻射学、放射学、スペクトル講義を担当。7年京大総長推薦で理学博士、昭和18年定年退官、名誉教授。この間大正13年理化学研究所主任研究員となり、京大内に木村研究室を開設。また学術研究会議会員、日本学術振興会委員、海軍航空廠嘱託などを務めた。昭和22年帝国学士院会員、24年立命館大学理工学部長、28年同理事となった。一貫して実験分光学を研究した。著書に「分光学」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村正路」の解説

木村正路 きむら-まさみち

1883-1962 大正-昭和時代の物理学者。
明治16年11月8日生まれ。大正6年母校京都帝大の教授となる。昭和24年立命館大理工学部長。光のスペクトルを研究した。昭和37年10月13日死去。78歳。兵庫県出身。著作に「分光学」。

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