木竹工芸(読み)もくちくこうげい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「木竹工芸」の意味・わかりやすい解説

木竹工芸
もくちくこうげい

木や竹を素材とする工芸。日本では豊富な木竹類に恵まれ加工が容易なことから,早くから発生し,独自の発展をとげた。縄文時代の遺品にすでにその形跡がみられる。古代の遺品としては,中国の唐文化を強く反映した正倉院の宝物類が多彩ですぐれており,中世末から近世初頭にかけて茶道具や花器として新たに発展した。ヨーロッパでは,木板の表面に文様を彫り,そのくぼみに木片,象牙,骨角,貝殻,金属などをはめこむ象眼細工と,台木板の上に種々の薄い木板片やその他の材料を張付けて文様を作り出す寄せ木細工が,木工芸として独自の発展をみせた。

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