日本歴史地名大系 「末三ヶ野」の解説 末三ヶ野すえさんがの 富山県:中新川郡立山町末三ヶ野[現在地名]立山町末三賀(すえさんが)常願寺川中流右岸の低位段丘上、道源寺(どうげんじ)村の西方に位置。もとは水利不便な原野で、末三ヵ村(上末村・末谷口村・米道村)の入会野として管理され、地名もそれに由来するとされる。寛永六年(一六二九)頃には野役銀を年一〇〇匁上納していたという(開拓史末三ヶ村)。文化一三年(一八一六)頃までは加賀藩の雲雀御猟場・御鷹野として鳥見役石黒善太郎の支配を受けた(立山町史)。嘉永元年(一八四八)頃、反別は一〇〇万歩ほど、長さ三〇町・幅平均一〇町ほどであった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by