本化(読み)ホンケ

デジタル大辞泉 「本化」の意味・読み・例文・類語

ほん‐け【本化】

日蓮宗で、久遠実成くおんじつじょう本地仏教化きょうけ
法華宗、すなわち日蓮宗のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本化」の意味・読み・例文・類語

ほん‐け【本化】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ほんげ」とも。「本地仏の教化」の意 ) 仏語法華経にもとづいて説かれる本迹二門の教化のうち、永遠絶対の仏の教化のあり方をいう。特に、日蓮宗では、日蓮自身がその一分を担うとされ、この面が強調される。
    1. [初出の実例]「本化の上行は大地より涌出して仏寿を久遠に顕す」(出典:日蓮遺文‐持妙法華問答鈔(1263))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android