久遠(読み)クオン

デジタル大辞泉 「久遠」の意味・読み・例文・類語

く‐おん〔‐ヲン〕【久遠】

《「きゅうえん」とも》
仏語。長く久しいこと。遠い過去または未来
ある事柄がいつまでも続くこと。永遠。「久遠理想
[類語]永久永遠とわ永世常しえ常しなえ恒久悠久悠遠長久経常不変常磐永劫永代無限無窮不朽万代不易万世不易万古不易千古不易久しい久しぶり久方ぶり久久しばらくぶり

きゅう‐えん〔キウヱン〕【久遠】

くおん(久遠)

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精選版 日本国語大辞典 「久遠」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐えんキウヱン【久遠】

  1. 〘 名詞 〙 時が限りなく久しいこと。現在からみて遠い過去、または、遠い未来。くおん。
    1. [初出の実例]「Qiǔyen(キュウエン)〈訳〉大昔のこと」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「此鳥奚(なに)を以て一たび飛んで、善く此の如く久遠(キウエン)なるや」(出典:造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編)
    3. [その他の文献]〔孟子‐万章・上〕

く‐おん‥ヲン【久遠】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。久しく遠いこと。現在からみて遠い過去、または遠い未来。無窮。
    1. [初出の実例]「明成仏已来久遠非但四十余年」(出典:法華義疏(7C前)四)
    2. 「過去の久遠(くをん)に仏、世に出給へりき」(出典:今昔物語集(1120頃か)三)

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普及版 字通 「久遠」の読み・字形・画数・意味

【久遠】きゆうえん(きうゑん)・くおん(をん)

永久。〔管子、形勢解〕堯・は古のなり。天下~久なるもれざるは、民をしてれざらしむるのればなり。

字通「久」の項目を見る

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「久遠」の解説

くおん【久遠】

沖縄泡盛。数量限定の古酒製品の60%以上を古酒が占める蔵元の最上級銘柄。仕込み水は上比屋根森の伏流水原料はタイ米、黒麹。アルコール度数35%。蔵元の「多良川」は昭和23年(1948)創業。所在地は宮古島市城辺字砂川。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「久遠」の解説

久遠

米国の作家グレッグ・ベアの長編SF(1988)。原題《Eternity》。『永劫』(1985)の続編

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