本塩沢(読み)ほんしおざわ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「本塩沢」の解説

本塩沢[染織]
ほんしおざわ

北陸甲信越地方、新潟県の地域ブランド。
南魚沼市で製作されている。塩沢紬とともに塩沢産地の代表的な織物。塩沢お召の名で広く親しまれていた。江戸時代中期に始まったといわれる。越後縮のようなシボのある麻織物の技術・技法を絹にいかした絹縮がもととなっている。原料生糸を使用し、緯糸に強い撚りを掛け、織り上がったあとに湯もみによってシボを出す。1976(昭和51)年12月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「本塩沢」の解説

本塩沢

新潟県南魚沼市を中心に生産される伝統的な織物で、十字絣亀甲絣による上品な柄が特徴。17世紀中頃に製造が始まったとされる。「塩沢お召し」ともいう。

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