本山口留番所(読み)もとやまくちどめばんしよ

日本歴史地名大系 「本山口留番所」の解説

本山口留番所
もとやまくちどめばんしよ

[現在地名]塩尻市大字宗賀 本山

本山宿は木曾路出入口の重要な場所で寛永年間(一六二四―四四)に松本藩の口留番所が設けられた。位置はかみ町入口東側の段上で現在標柱が建てられている。

松本藩堀田氏の寛永一〇年頃までは常置番人を置かず、米の付出し時期に足軽を出張させる程度であったが、水野氏時代に常設の番所となった。享保一〇年(一七二五)からの幕府領時代には番所は村井へ移ったが、寛保三年(一七四三)松本藩預り領となってから復活し、幕末まで続いた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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