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本木良意 もとき りょうい

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

本木良意 もとき-りょうい

1628-1697 江戸時代前期のオランダ通詞。
寛永5年生まれ。大通詞となり,のち通詞目付。天和(てんな)2年(1682)ごろドイツの解剖書をオランダ訳より翻訳,没後の明和9年(1772)鈴木宗云により「和蘭(オランダ)全躯内外分合図」として刊行された。元禄10年10月19日死去。70歳。肥前平戸(長崎県)出身。名は栄久。通称は庄太夫。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

本木良意

没年:元禄10.10.19(1697.12.2)
生年:寛永5(1628)
江戸前期のオランダ通詞。日本最初の西洋解剖書の翻訳者。諱は栄久,通称は庄太夫,出島のオランダ商館医からJ.レムメリン著《Pinax Micro‐cosmographicus》(蘭訳本,1667年版)を入手。天和1(1681)年に『詳解内景鈔』を著し,翌年『阿蘭陀経絡筋脈臓腑図解』を完成した。貞享4(1687)年作成の紙製模型解剖図(福岡藩医原三信の子孫宅に現存)は,安永1(1772)年に鈴木宗云が刊行した漢方訳『和蘭全躯内外分合図並びに験号』にも収録されている。なお,『験号』跋文の筆者清水剛は京の山脇東洋の弟清水敬長の子であり,蘭学と古医方漢方医実証主義の接触の証左ともいえる。

(中西啓)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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