本茅部村
ほんかやべむら
[現在地名]川上村本茅部
蒜山盆地の南西端にそびえる朝鍋鷲ヶ山(一〇七八メートル)、南の村境稗谷丸山(一〇六〇メートル)や丸山(一〇六五・三メートル)の山麓に位置し、北隣の上徳山村とともに旭川最上流域の村。旭川の水源は上徳山村内の西の村境穴ヶ乢(標高七八七メートル)から出る白髪川と朝鍋鷲ヶ山から出る渡瀬川で、両川は上徳山村の山根田で一本になる。渡瀬川が同村との境をなし、山麓に熊谷・別所・南田の集落がある。朝鍋鷲ヶ山と稗谷丸山の間の鞍部が南隣の新庄村(現新庄村)へ越す野土路乢(標高八六三メートル)で、東隣は西茅部村。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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